情報化社会の光と影

 「IT革命」という言葉をみなさんも一度や二度は聞いたことがあるのではないでしょうか。この言葉からもわかるように、情報技術の進歩はめまぐるしいものがあります。それによって、便利になり、もはや生活にかかせないものになりつつあります。では、私達の生活の中で使われている情報技術にはどのようなものがあるのでしょうか。

 まず、コンピュータが職場で使われています。職場ではコンピュータを使い、文書や表、グラフの作成をやっています。こういうものは一度作れば保存することができ、もう一度似たものを作るときは、保存したものに手を加えて楽に作ることができるのです。このように、コンピュータは多くの労力と時間を省いてくれます。次に、私達の身近なものといえば、やはりインターネットとメールが挙げられるのではないでしょうか。特に若者にとって、携帯電話でこの二つができるようになったので、身近に感じられるでしょう。インターネットは世界中とつながっており、端末さえあればどこからでも接続することができます。そして、知りたい情報を得ることができるのです。インターネットの普及率は年々増加し、インターネット上の情報は莫大になっています。そのため、知りたい情報はインターネットで必ず収集できると言っても過言ではありません。また、電子掲示板があり、多くの人の意見を読み、自分の意見を書くことができます。メールは文書やデータを瞬時に贈ることができ、知らない人とでも気軽にコミュニケーションがとれます。

 一見すると、技術の進歩によりいいことばかりのように思えます。しかし、そうではないのです。なぜなら悪用する人がでてくるからです。先日、市内で二人組の男が喫茶店に強盗に入りました。この二人は、当日始めて会い、強盗をしたというのです。今まで会ったこともない二人がどのようにして知り合い、強盗をしたのでしょうか。そのきっかけとなったのは、インターネットの電子掲示板でした。そこに、一人の男が「お金がほしい。お金のためならなんでもやる。」という文を書き込みました。そして、これを見たもう1人がメールを送り、この犯行が計画され、実行されたというのです。私は、この事件のことを知り、とてもショックをうけました。メールをこんなふうに悪用するなんて信じられないと思ったのです。そして、こんな近くで事件が起きたことにより、インターネットは本当に広く普及していることを実感し、悪用する人も多いかもしれないと思ったのです。私はこれまではインターネットに対して良いイメージしか持っていませんでした。しかし、このことをきっかけに、このような事件を調べたり、新聞の記事に目を通すようになり、問題意識を持つようになったのです。調べてみると、インターネットを使った犯罪は、コンピュータや携帯電話の普及率が高くなるにつれ、どんどん増加しているということがわかりました。そして、これまでパソコンを持っていなかった若者でも、携帯電話でメールやインターネットができるようになり、被害者になってしまうケースも多いそうです。出会い系サイトと呼ばれる所でメル友をつくり、そのせいで事件に巻き込まれるということもあります。相手の人に殺されてしまうという最悪の事態が起こってしまった事件もありました。他にも、相手の人にストーカーされてしまうということも多く起こっています。

 情報化社会になり、とても便利になりました。反面、今まで目立たなかった部分が見えるようになっています。何も対策せずにしておくと、インターネットを使った犯罪は、とどまることを知らずに増えていくに違いありません。犯罪を防ぐために、対策が取られなければいけないのです。ホームページの管理者は、犯罪を予見させる書きこみは削除する必要があります。また、法律での規制も望まれます。現段階では法律での規制がなく、犯罪を助長させるようなサイトを取り締まることができないのです。それに、個人個人の意識も大切です。どんなに国や団体が犯罪をなくそうとしても一人一人が心がけないでいるようでは減らないでしょう。自分自身を周りから守る心がけが必要です。

 どんなに便利なものでも使う人によって、悪いようにも良いようにも使えます。それをどう使っていくのかは、私達の手にかかっているのです。これからも技術は日に日に進歩していきます。これに振り回されるのではなく、使いこなしていく力を身につけていかなでればならないのではないでしょうか。

戻る